こんな時どうする? 入手が難しい電子部品や電子機器製品を調達したい〈最終回〉

電子部品や電子機器製品を取り扱われている法人様、こんにちは。
株式会社IDKの特殊機器事業部です。
さまざまな理由で、これらの部品や製品の「調達困難品」「入手困難品」「枯渇品」「廃止品」「製造中止品」「生産終息品(EOL品)」が継続的に必要となるケースは、貴社でも往々にして発生しているかと拝察いたします。
実際に入手しようとする場合、インターネット上でもそれほど多くのサイトは検索できないのではないでしょうか?
非常に切迫した状態ですね。
では、どのようにしてこれらの製品を調達すればよいか?
この記事では、これらの各製品について概観し、調達方法をご紹介します。
最終回は「生産終息品(EOL品)」です。
「生産終息品(EOL品)」とは?
「生産終息品(End-of-Life:EOL品)」とは、メーカーが生産終了のプロセスに入った製品や部品を指します。
完全な「廃止品」や「製造中止品」になる前の段階で、在庫が存在する間は販売が継続される可能性が高いです。
メーカーによっては、生産終息(EOL)の発表後も一定期間サポートや供給を継続する場合もあり、完全な供給停止に至る前の移行期間が存在します。
「生産終息品(EOL品)」の主な特徴
◯生産は終了するが、販売やサポートは継続されること
◯後継モデルへの移行が推進されること
◯完全な供給停止の前段階であること
→在庫が尽きると「製造中止品」や「廃止品」となる
→需要が高い場合は、「枯渇品」となるタイミング早まる
「生産終息品(EOL品)」となる主な要因
◯後継モデルの市場投入
◯市場の需要減少(採算悪化)
◯需要が減少し、製造コストが見合わなくなる
◯法規制の変更(環境規制や安全基準など)
→旧モデルが基準を満たさなくなる
◯主要部品の供給停止
「生産終息品(EOL品)」への対応策
◯互換品/代替品の使用
◯中古品/修理品/再生品(リファービッシュ品)の確保
◯市場在庫の確保
→生産終息(EOL)の発表があった時点で、必要数量を早期に確保
→在庫を保有する業者と連携し、安定供給を確保する
◯後継モデルへの移行を検討
◯長期保守契約/延長サポートの活用
→企業向け製品では、メーカーが生産終息(EOL)後も保守契約を提供する場合がある
→長期に使用する場合は、延長サポートプログラムを検討する
◯調達を専門とする業者の活用
用語 | 供給状況 | 市場状況 | 調達状況 |
調達困難品 | 困難な状態である | 存在するが品薄な状態である | 困難だが、まだ可能である |
入手困難品 | 大きな問題はない | 存在するが品薄な状態である | 困難だが、まだ可能である |
枯渇品 | 停止/ほぼ停止した状態である | 存在しない/ほぼ存在しない状態である | 不可能/ほぼ不可能な状態である |
廃止品 | 公式に生産/販売が終了した状態である | 存在するが品薄な状態である | 市場に存在している間は可能である |
製造中止品 | 公式に生産が終了した状態である | 存在するが品薄な状態である | 市場に存在している間は可能である |
生産終息品(EOL品) | 公式に生産/販売の終了を発表した状態である (後継モデルへの移行期間) |
存在する | 市場に存在している間は可能である |
困ったときは…、急ぎIDKへご相談ください!
IDKは、自社で独自開発したチャネルをフル活用して、世界市場からの調達が可能です。
加えて、IDKを活用することで、与信や取引条件面のリスクも回避可能です。
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「生産終息品(EOL品)」をお探しの際は、取るものもとりあえずIDKにご相談ください。