オーディオファンの皆さま。こんにちは。IDK Audioセンター長の植竹です。
植竹ブログ第14回目です。

山水電気（サンスイ・SANSUI）アンプはなぜ故障しにくいのか？

先日、オーディオ専門誌の取材を受けました。
その時に「山水電気（サンスイ・SANSUI）アンプは故障しにくい」という話題になりました。
改めて「なぜ故障しにくいのか？」と考える契機となりましたので、サービスエンジニアの目線での理由を解説させていただきます。
第一に、山水電気（サンスイ・SANSUI）のアンプは回路の基本設計が優れているという点です。
部品単品の寿命で故障することはありますが、回路起因で故障することは少ないのです。
また製品に使用されている部品で最も高価であるトランスが自社調達できたことから、同クラスのアンプより高品質の部品が多く使われています。
次に、古い製品ほど半田付部分の半田量が多いのです。
半田量が多いということで、半田クラックによる故障が発生しにくくなっています。
こうしてみると山水電気（サンスイ・SANSUI）のアンプはまだまだ現役で活躍しつづけ、サンスイサウンドは次の世代に受け継がれていける名品であるといえるでしょう。