Meister植竹のブログ=Vol.10=
オーディオファンの皆さま。こんにちは。IDK Audioセンター長の植竹です。
植竹ブログ第10回目です。
出力素子「MOS FET」「LAPT」について〈後編〉
皆さんも興味をお持ちの「MOS FET」と「LAPT」のそれぞれの音色について解説いたします。
どちらも高水準なサンスイサウンドで甲乙付け難いのですが、あえて比較してみたいと思います
(弊社スピーカーJBL 4312での試聴記)
【MOS FET (AU-α907i MOS LIMITED)】
・解像度が高く音像がシャープ、そのためボーカルや楽器の輪郭が良く聴きとれる
・低域から高域まで演出なくどこまでもフラット
・ハイレスポンスで原音に忠実、オーディオ的快感が得られる
・スピーカーの個性をそのまま引き出してくれる印象
【LAPT (AU-α907XR)】
・解像度はそのままに音像は少しだけ近くに寄る、そのためボーカルや楽器の表情が豊かに表現される
・低域は「MOS FET」より少し柔らかく豊か
・中高域はしなやかな音調で音量を上げてもうるさくなりにくい
・高域のエネルギーが強いスピーカーとの相性も良い印象
あくまで主観的な試聴記ですが、製品を選定する上で少しでもご参考になれば幸いです。
と申しましても…、『百聞は一見に如かず』です。
IDK Audioまでご来社が可能なお客様は、弊社試聴室でのご試聴を強く推奨させていただきます。
『珠玉の逸品』を数多く揃え、皆さまのお越しをお待ちいたしております。
それでは、また次回お会いしましょう。