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Meister植竹のブログ

Meister植竹のブログ=Vol.8=

オーディオファンの皆さま。こんにちは。IDK Audioセンター長の植竹です。
植竹ブログ第8回目です。

山水電気(サンスイ・SANSUI)プリメインアンプAU-α907/707/607シリーズについて

IDK Audio(IDK SANSUI カスタマーセンター)にお越しになられるお客様から、特に頻繁に訊ねられるご質問ですので、AU-αシリーズを中心に解説いたします。
AU-α907/α707/α607は山水電気(サンスイ・SANSUI)のプリメインアンプのシリーズです。
モデル的には607と707はほぼ同等ですが、907は別モデルになります。
607は907の出力素子と同等のものを採用しており907の半分の規模になります。
707は607の出力強化版で、それに伴い電源トランスの仕様が変わり、出力素子は607より定格が大きいものが採用されています。
607と707は回路と内部構造はほぼ共通です。相違点は最大出力のみなので同じものと分類できます。
それに対し907はセパレートアンプが一つの筐体に収まった、サンスイが理想とする「インテグレーテッドアンプ」です。サンスイならではの贅沢な電源回路と安定度の高い回路構成で整備性がよく、狙った調整値にピタッと収まる安定度が高い回路を採用しています。
907はプリアンプから音色が良くコントロールされ、これこそサンスイを代表する決定版サウンドといえるでしょう。
当時で907が200,000円前後、607では80,000円前後でこの音質を実現していたサンスイは本当に凄いメーカーでした。特に607は物量と音質に対し最もコストパフォーマンスが高いシリーズです。
それでは、また次回お会いしましょう。