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Meister植竹のブログ

Meister植竹のブログ=Vol.21=

オーディオファンの皆さま。こんにちは。IDK Audioセンター長の植竹です。
植竹ブログ第21回目です。

ハイレゾストリーミングのすすめ(実践編)

「Qobuz(コバズ)」の日本上陸によりハイレゾストリーミングによる音楽鑑賞がいよいよ定着していきそうです。
Qobuz 高音質音楽 ハイレゾダウンロードストア (Japan)
Qobuzは楽曲をダウンロードしてroon等の音楽再生ソフトを活用して聴くことができますが、Amazon MusicやApple Musicの様にハイレゾストリーミングが可能です。
Amazon Musicとは異なり、現在販売されているストリーマーの多くは既にQobuz対応になっていることから、今後急速に普及していくと考えられます。
どちらもサブスク契約で1億曲が聴き放題になるサービスです。
音楽好きには見逃せません。

今回は実践編ということで、サブスクでは身近な「Amazon Music Unlimited (月額980円)」を契約しました。

さて、ストリーマーの選定ですが、Amazon Music Unlimited対応のメーカは、現在マランツ/デノン/ブルーサウンド/WiiMなどが候補になります。
具体的な機種の詳細やサブスクについての解説は「stereo」(2024年12月号、音楽之友社)を参考になさってください。

これらをリモコン操作するためには、スマホやタブレットに各社から提供されている無料アプリのダウンロードが必要です。
マランツとデノンは「HEOS」、ブルーサウンドは「BluOS」、WiiMは「WiiM HOME」です。
ダウンロード後はすぐにストリーマーを快適にコントロールできるようになります。

IDK  Audioの試聴室ではWiiMを使用しています。
私の自宅ではマランツとブルーサウンドを使用しています。
これで3種のアプリ比較が可能となりました。
アプリは日々改善されアップデートされてゆきますが、現時点での使用感は1位「WiiM HOME」、2位「BluOS」と「HEOS」といったところでしょうか?
それぞれにまだ改善の余地はありますが、楽曲の検索は容易ですので、どのアプリでも違和感なくご使用いただけると思います。

アプリのダウンロードが済んだら、次はストリーマー本体のLANを有線にするか、もしくはWiFiにするかを選択します。
ストリーマーにはデータを蓄積するバッファーが搭載され、通信が瞬断しても2~3秒は問題がない仕組みになっています。
またLANはデータが変質してしまうことはありません。
それでも安定的な通信を考慮すると、現時点では有線の方が優位と考えます。
将来的にはWiFiの性能向上に伴い、両者の差は無くなると考えられます。
むしろ、有線からのノイズ流入という観点で考えると、WiFiの方が物理的な電線の接続が無くなるため優位になる可能性があるかもしれません。

最後にストリーマーのアナログ出力をアンプのLINE入力に接続するか、もしくはストリーマーのデジタル出力をDACのデジタル入力に接続(同軸/光/USB)するかを選択します。

これで、環境は整いました。
1億曲の楽曲からいつでも聞き放題になります。
メディアとして物理的に所有する楽しみは無くなりますが
~~~~~
・常に新しい楽曲をリアルタイムに聴くことができる
・昔のアルバムをリマスター版と比較して聴くことができる
・好みの新しい楽曲が発見することができる
・今所有されているライブラリはサブスクにほぼ揃っている
~~~~~
そして
CDより音質が優れていることも含めて、ハイレゾストリーミングのポテンシャルは高いと考えられます。