Meister植竹のブログ Vol.15/”LIMITED”を冠した山水電気(サンスイ・SANSUI)アンプについて〈前編〉
オーディオファンの皆さま。
こんにちは。
山水電気(サンスイ・SANSUI)DNAを正統に継承するカスタマーセンターIDK Audio、センター長の植竹です。
(IDK Audioについて、詳しくはこちらをご覧ください)
植竹ブログ第15回目です。
”LIMITED”を冠した山水電気(サンスイ・SANSUI)アンプについて〈前編〉
サンスイファンにとって「LIMITED」という言葉の響きはいつまでも輝きを失わないものです。
今回は「LIMITED」の「LIMITED(限定)たる所以(ゆえん)」を3回にわたって簡単に解説させていただきます。
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■AU-D907LIMITED(1979年発売)■…ベースモデルはAU-D907
【ベースモデルからの主な変更点】
・イコライザーアンプにもダイアモンド差動回路を採用
・電源部は電圧変動にサーボを掛けたシャントレギュレーターに変更
・高速整流が可能なファーストリカバリーダイオードを採用
・出力トランジスタはAU-X1で採用したLAPTに変更
・各部品のグレードUPとシャーシの純銅メッキによる高音質化
【寸評】
ベースのAU-D907を凌駕しAU-X1に迫るポテンシャル、当時の07シリーズ最高音質を目指していました。
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■AU-α907i MOS LIMITED(1987年発売)■…ベースモデルはAU-α907i(サンスイ40周年記念モデル)
【ベースモデルからの主な変更点】
・パワーアンプの出力トランジスタをMOS FET (2SK405/2SJ115)に変更→最大出力が160w×2から80w×2(8Ω)へ
・電源部は専用のトランスと電解コンデンサに変更
・高速整流が可能なファーストリカバリーダイオードを採用
・純銅インシュレーターを装着
・サイドウッドを装着
【寸評】
後期サンスイアンプの分水嶺となった製品で、格段の音質向上が図られ、オーディオ評論家である長岡鉄男氏の高い評価によって現在でもサンスイファン憧れの一台です。
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それでは、また次回お会いしましょう。
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