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Meister植竹のブログ Vol.22/ハイレゾストリーミングのすすめ(研究編)〈前編〉

オーディオファンの皆さま。
こんにちは。
山水電気(サンスイ・SANSUI)DNAを正統に継承するカスタマーセンターIDK Audio、センター長の植竹です。
IDK Audioについて、詳しくはこちらをご覧ください
植竹ブログ第22回目です。

ハイレゾストリーミングのすすめ(研究編)〈前編〉

オーディオはケーブルを変えたり、電源環境を変えたりしても音が変化します。
Vol.21の実践編ではストリーマーとのLAN接続は、通信安定度の観点で有線接続を推奨させていただきました。
そこで、光回線からONUでLANに変換された下流(ストリーマーまでのLAN環境)で『【何をすると】音が変わるのか?』を実際に検証してみました。
LANはCDの様にデータ欠損部分を補完してデータを置き換えてしまうことは無いので、音は変わるはずが無いというのが私見です。
しかし昨今は『LANケーブルやハブをオーディオ用に変えると音が良くなった』という記事をよく目にします。
そこで、オーディオ用ハブの交換は少しハードルが高いので、手軽にできる下記4つの試みを実践してみました。
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(1.Wi-Fiルータの交換)
ストリーマーはWi-FiルーターのハブからLANケーブルで直接接続することが多いかと思います。
まず、この接続方法によるネガティブ要素があるのか?否か?を検証してみました。
今回は、既存のWi-Fi通信環境が芳しくなかったため、B社の最新中級機を導入しました。
結果は、導入したWi-Fiルーターが最新機だけあって、元々少し不安定だったWi-Fi通信環境でも問題なく音楽鑑賞はできました。
『通信環境』は改善されました。
それではWi-Fiルーターを交換することで音は変わったのか?ですが…
予想どおりですが、私には変化を感じ取ることができませんでした。
(2.光アイソレータの導入)
次に、ストリーマーをWi-Fiルーターのハブから直接LANケーブルで接続せず、光アイソレーターでLANを一旦光に変換して再びLANに戻すことで、電気的な接続が遮断されれば、音に良い変化があるのではないか?を確認してみました。

結果は…『変化アリ』でした。
データは変わらないので、電気的な遮断がなんらかの作用をしていると推測されます。
ただ良い方向に変わったのか?というと少し微妙なところがあります。
音全体の輪郭や奥行き方向の楽器の位置が明確になり解像度が上がったのですが、私のシステムでは全体的に音が若干硬質になり、特にバイオリンなどの帯域が少しザラついた印象に変化してしまいました。
導入前のほうがリラックスして音楽鑑賞ができていました。

しかし、友人宅では高評価だったので、好みや使いこなしに問題があるかもしれません。
(3.光アイソレータの電源の変更)
光アイソレーターの動作には外部電源が必要ですが、付属電源はスイッチング電源でした。
ここで発生しているスイッチングノイズがオーディオ側に影響を与えているのではないか?という考え方に基づいて、ノイズが少ない電源を準備して変化を確認してみました。
これも、結果は…『変化アリ』でした。
音のザラつきが払拭され解像度はそのままでとても良い変化です。
この結果から、電源ラインからのノイズはオーディオ側に影響を与えていると考えられます。
そうなるとLANにもWi-Fiルーターや他回線からのノイズは含まれているはずで、光アイソレーターは一旦LANを電気的に遮断し、LANを再生成することでオーディオ側へのノイズ流入に変化を生じさせているのではないでしょうか。
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それでは、また次回お会いしましょう。
「4つ目の試み」と「まとめ」は後編で…)

 

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