Meister植竹のブログ Vol.34:/音の3大要素について 最終回:「良い音」とは?
オーディオファンの皆さま。
こんにちは。
山水電気(サンスイ・SANSUI)DNAを正統に継承するカスタマーセンターIDK Audio、センター長の植竹です。
(IDK Audioについて、詳しくはこちらをご覧ください)
植竹ブログ第34回目です。
音の3大要素について 最終回:「良い音」とは?
音の3大要素は「音の大きさ・音の高さ・音色」といわれています。
3回にわたって、オーディオ的な観点でこれらについてお話しさせていただきました。
今回は、まとめとして「良い音とは、どんな音なのか?」を考えてみたいと思います。

結論から申し上げると
「人それぞれである!」
となります。
良い音はその人の耳の特性・生活環境・音楽に対する経験値や、向き合い方・感情・性格などにより、その人の好みの音が培われていくと考えられます。
したがって、装置がいくら忠実に再生する能力があっても、人によっては良い音と感じることができないのです。
そこにオーディオの面白さがあると思います。
評論家や他人が高い評価をしている製品は、なんとなく安心感が得られるものです。
私の経験からも、そのような製品を組み合わせても良い音(自分の好みの音)になった確率はとても低かったです。
スピーカーもアンプも1980年代の国産品は世界一の性能でどれも一級品です。
これらは現代でも十分通用する製品群です。
それでも当時は海外製品の方が「音楽的?」で高評価であったのに対し、国産品は「まじめな音?」「面白味がない?」と比較的評価が低かったように思います。
今になってこれらの国産品は海外愛好家から高く評価され、彼らのもとに当時のメイドインジャパンが多数流出しているようです。
高額なオーディオ製品が売れることで経済が活性化し、開発メーカーが存続できることは将来的にとても大切なことです。
しかし「良い音」となると、新しいものほど・高額なものほど・重いものほど・大きいものほど・専門誌で高評価のものほど「優れている」ということはありません!
ここで大切なのは、誰になんと言われようが「自分はこういう音が好きだ!」という強いイメージを持ち続けることです。
「音の好みが変わった?」…
おおいに結構ではありませんか。
それで良いのです。
オーディオは趣味なのですから。
お互い「自分好みの音がするオーディオ」を目指して大いに楽しみましょう。
それでは、また次回お会いしましょう。
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