重要なのは「尿糖」でなく「血糖」が高くなってしまうことです
日本での糖尿病患者数は、生活習慣と社会環境の変化に伴って急速に増加しています。 糖尿病はひとたび発症すると治ることはなく、放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、末期には失明したり透析治療が必要となることがあります。 重症になると血液中の糖が尿にあふれ出ることで甘い匂いがするのためその名がありますが、診断は尿糖ではなく空腹時血糖や75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)などの血液検査によって行われます。 日本の糖尿病患者のうち大部分は2型糖尿病で、発症には生活習慣が大きな影響を与えます。 発症の予防・早期発見・合併症の予防が重要になってきます。 糖尿病になる前の“血糖値がやや高め”の段階から、健康上のリスクは高まっていきます。 特定健康診査(メタボ健診)などで血糖値等を定期的に確認しながら、糖尿病にならないための対策を今すぐ習慣化して、毎日の生活に取り入れていきましょう。 【参考:メタボリックシンドロームに着目した「特定健康診査」における保健指導・受診勧奨判定値より引用】 ※空腹時血糖値:10時間以上絶食したときの血糖値 ※Hb(ヘモグロビン)A1c:過去1~2カ月間の血糖の状態を示す値 |
【参照】
・糖尿病|健康日本21(厚生労働省)
・糖尿病予防のためのルーティーン|東京都保健医療局
・糖尿病 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
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