5月9日は「摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日」「口腔ケアの日」「呼吸の日」です。
5月9日は「摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日」「口腔ケアの日」「呼吸の日」です。
摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日
佐賀県の摂食嚥下リハビリの専門家である本多知行医師が制定しました。
加齢による嚥下能力の低下や、病気に伴う誤嚥(嚥下障害)によって、口からの飲食が困難となり経管栄養・胃瘻となったり、誤嚥性肺炎で亡くなる人が増えています。
摂食嚥下障害の知識や予防法などを知ってもらうこと、口から食べる「摂食」と口の中の食べ物を飲み込んで胃へと運ぶ「嚥下(ゴックン)」を意識してもらうことで摂食嚥下障害を克服し、高齢になっても元気で豊かな人生を送れる人を増やすことが目的です。
日付は5と9で「ゴ(5)ック(9)ン(飲み込むことを表す)」と読む語呂合わせとなっています。
口腔ケアの日
一般社団法人日本口腔ケア学会が制定しました。
口腔ケアは、口腔内の汚れの除去と咀嚼や嚥下など口腔機能の改善です。
口腔ケアにより、歯科疾患予防だけでなく、誤嚥性肺炎や気道感染の予防等の効果や、低栄養の阻止が期待できるなど、全身に良い影響を与えることが明らかになってきました。
このことから、口腔ケアの重要性を医療・介護の職種だけでなく、広く一般の人にも考えてもらうことが目的です。
日付は5と9で「口=こう(5)腔=くう(9)」のと読む語呂合わせとなっています。
呼吸の日
一般社団法人日本呼吸器学会が制定しました。
呼吸に大切な肺を守るための環境づくりを啓発することが目的です。
主に、肺の健康についての理解を深めること、呼吸器疾患の早期発見やたばこの害などの知識を啓発することに注力しています。
一方、NPO法人日本呼吸器障害者情報センターも制定しています。
肺の健康についての理解を深め、COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器疾患の早期発見とたばこの害等の知識を啓発することを主な目的としています。
日付は「呼(5)吸(9)」と読む語呂合わせとなっています。