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カンタン解説 医療DXとは(第2回:全国医療情報プラットフォーム)

医療DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して医療に関わる各種の情報を統合・活用し、医療提供の質の向上や業務効率化を図る取り組みのことです。
政府は医療DXを推進するために、「全国医療情報プラットフォームの創設」「電子カルテ情報の標準化」「診療報酬改定DX」などを掲げ、2030年度までにデジタル化の本格的な導入を目指しています。
この記事では、政府の取り組みと上記の3つの柱について解説してゆきます。
第2回目は、「全国医療情報プラットフォーム」をご紹介します。

「全国医療情報プラットフォーム」とは?

全国医療情報プラットフォームは、医療データの統合と共有を促進するためのデジタル基盤で、令和7年度(2025年)に運用開始される予定です。
このプラットフォームの主な目的は、患者の診療情報を全国規模で統一的に管理し、医療機関間の情報交換を円滑化することにあります。
これにより、医療従事者は患者の過去の診療履歴や検査結果を閲覧することができ、診断や治療の精度向上が期待されます。
さらに、このプラットフォームは、医療の質を向上させるだけでなく、医療資源の効率的な利用も目指しています。
例えば、重複した検査の回避や、遠隔地の専門医による診断支援が可能となります。これにより、患者はより迅速にかつより適切に医療サービスを受けることができ、医療の地域格差の是正にも寄与します。
また、このプラットフォームは、すでに運用が開始されているオンライン資格確認等システムのネットワークを活用するため、個人情報保護の観点からセキュリティ面も担保されます。
一方、データの利活用においては、患者の同意に基づく厳格な管理が行われます。
長期的には、収集されたビッグデータを活用し、医療研究や公衆衛生政策の策定にも役立てられることが期待されています。
このように、全国医療情報プラットフォームは、医療のデジタル化とその効率化を通じて、医療分野全体の進化を支える重要なインフラです。出典:厚生労働省

医療DXの全体像については、厚生労働省の特設サイトをご参照下さい。

 

 

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