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特殊機器事業部

こんな時どうする? 入手が難しい電子部品や電子機器製品を調達したい〈第3回〉

電子部品や電子機器製品を取り扱われている法人様、こんにちは。
株式会社IDKの特殊機器事業部です。
さまざまな理由で、これらの部品や製品の「調達困難品」「入手困難品」「枯渇品」「廃止品」「製造中止品」「生産終息品(EOL品)」が継続的に必要となるケースは、貴社でも往々にして発生しているかと拝察いたします。
実際に入手しようとする場合、インターネット上でもそれほど多くのサイトは検索できないのではないでしょうか?
非常に切迫した状態ですね。
では、どのようにしてこれらの製品を調達すればよいか?
この記事では、これらの各製品について概観し、調達方法をご紹介します。
第3回目は「廃止品」「製造中止品」です。

「廃止品」とは?

「廃止品」とは、メーカーや供給元が正式に生産・販売を終了した製品や部品のことを指します。
市場在庫が残っている間は入手可能ですが、時間の経過によって完全に「枯渇品」となってしまう可能性があります。

「廃止品」となる主な要因

◯メーカーや供給元の経営方針(生産終了/販売終了)
◯メーカーや供給元の倒産
◯法規制の変更(環境規制や安全基準など)
◯製品や部品の原材料の枯渇/供給停止
→原材料自体が採掘/生産できなくなった
→原材料の供給元の企業が倒産/事業撤退/原材料や部品の供給停止

「廃止品」への対応策

◯代替品/互換品の使用
◯市場在庫の確保
→廃止の発表があった時点で、必要数量を早期に確保
→在庫を保有する業者を探す
◯中古品/修理品/再生品(リファービッシュ品)の活用
◯リバースエンジニアリング
→古い部品を解析し、再生産を試みる
→3Dプリントや特殊加工による再製造
◯特注生産
→特殊部品の場合、専門メーカーに特注で再生産を要請
◯調達を専門業者の活用

「製造中止品」とは?

「製造中止品」とは、メーカーが正式に生産を終了した製品や部品のことを指します。
一般的には「廃止品」とほぼ同じ意味で使われますが、「製造中止品」は生産が終了した段階を指し、市場に在庫が残っている可能性があります。

 

 

用語 供給状況 市場状況 調達状況
調達困難品 困難な状態である 存在するが品薄な状態である 困難だが、また可能である
入手困難品 大きな問題はない 存在するが品薄な状態である 困難だが、まだ可能である
枯渇品 停止/ほぼ停止した状態である 存在しない/ほぼ存在しない状態である 不可能/ほぼ不可能な状態である
廃止品 公式に生産/販売が終了した状態である 存在するが品薄な状態である 市場に存在している間は可能である
製造中止品 公式に生産が終了した状態である 存在するが品薄な状態である 市場に存在している間は可能である

困ったときは…、急ぎIDKへご相談ください!

IDKは、自社で独自開発したチャネルをフル活用して、世界市場からの調達が可能です。
加えて、IDKを活用することで、与信や取引条件面のリスクも回避可能です。
お探しの製品が見つかるかもしれません。
「製造中止品」「廃止品」をお探しの際は、取るものもとりあえずIDKにご相談ください。

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