【その他】Meister植竹のブログ Vol.45/スピーカーシステムを開発しています-2
オーディオファンの皆さま。
こんにちは。
山水電気(サンスイ・SANSUI)DNAを正統に継承するカスタマーセンターIDK Audio、センター長の植竹です。
(IDK Audioについて、詳しくはこちらをご覧ください)
植竹ブログ第44回目です。
スピーカーシステムを開発しています-2


Vol.43でお知らせしました、IDK Audioオリジナルスピーカーの開発状況の続編となります。
工程は、以下のとおりです。
・0次試作は構造検討
・1次試作は音質検討
・2次試作はデザイン検討
・3次試作は市販化最終確認
現在は2次試作まで完了しており、弊社試聴室で実際に聴いていただくことが可能です。
さらに磨きをかけた3次試作品は7月末に仕上がる予定です。
以前からスピーカーに対するお問合せが多くあり、サンスイアンプの特長である「どのような音圧でも音に厚みがあって音痩せず、聴き疲れしない」特徴を活かすスピーカーがつくれないものか?と思案していました。
これまでのスピーカーシステムでは「可聴帯域+α」をスムーズに再生するために、マルチウェイ化(複数のユニットで構成されるスピーカー)が常識でした。
これは周波数の振幅に応じて適正な振動板面積を有し、振動板の振幅を小さくすることで歪を最小限に抑えるという考え方に基づいています。
しかし、現代のスピーカーでは振動板の材質・強力な磁気回路・振幅運動の剛性向上をはじめとした新たなアプローチにより小口径でも低音を歪少なく再生することが可能になっています。
音楽再生の骨格である正確な低音再生が出来れば口径が小さいほど高域再能力も優れているわけですから、優れたスピーカーが開発できるはずです。
しかし、8cmだと低音再生能力がまだ足らず、16cmだと高音特性が伸び悩みスピーカーも大型化し高価になってしまいます。
そこでバランスを考慮して選択したのが【10cmシングルコーンフルレンジスピーカー】だったのです。
これらのスピーカーの高域特性は20KHz以上の再生能力があるものも多く、エンクロージャーの工夫次第で豊かな低音再生の可能性がありました。
またシングルコーンのため低音から高音まで、同一振動板から再生されるので音に統一感が生まれますし、点音源になりますので音像定位は抜群です。
この点はマルチウェイ式ではなかなか実現できない「壁」です。
複数の振動板と特性の異なるスピーカーからは音の統一感はなかなか整わず、音像定位も複数のスピーカーから発されるために点音源になりません。
さらにマルチウェイ式では帯域を分担するためにコイル・コンデンサ・抵抗をつかったネットワークを内蔵しています。
これを含めてアンプの負荷となりますので、これらを一切通さないシングルスピーカーはアンプの負荷は最も軽くダンピング特性は最大になるはずです。
すなわち、シングルコーンの方がアンプの音がストレートに出てくることになるのです。
現在の開発は、関係者の協力もあり予定どおりに進んでおります。
7月には「いばらきデザインセレクション」にもノミネートする予定です。
10月発売予定です。
どうぞ、ご期待ください。
それでは、また次回お会いしましょう。
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