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【その他】Meister植竹のブログ Vol.48/スピーカーシステムを開発しています-3

オーディオファンの皆さま。
こんにちは。
山水電気(サンスイ・SANSUI)DNAを正統に継承するカスタマーセンターIDK Audio、センター長の植竹です。
IDK Audioについて、詳しくはこちらをご覧ください
植竹ブログ第48回目です。

スピーカーシステムを開発しています-3


Vol.43でお知らせしました、IDK Audioオリジナルスピーカーの開発状況の続々編となります。
7月20日に3次試作(未塗装品)が完成しました。
3次試作はデザインを評価する工程です。
正面断面の合板模様には突板が貼られ、量産のイメージにより近づいています。
塗装してエンブレムと銘板を取付ければほぼ完成形となります。

『いばらきデザインセレクション』のノミネートも済ませました。
1次選考は8月末です。
通過することを祈るばかりです。

2次試作で音質評価は完了していたため、3次試作では材質に北海道産の白樺合板である『エコしら』を試験的に使用してみました。
この材質は、最近発売された某国産ハイエンドスピーカーにも採用されていることと、できればオールジャパンの素材でスピーカーを製作したいという想いからでした。

2次試作品と3次試作品を並べて製作スタッフと共に、いよいよ音質評価です。
試聴用の楽曲で次々と聴いていきますが、最初から「なにか、変です」
3次試作は、切れ味が悪く、低域の音程がぼけて、中高域の抜けが悪い音です。
製作スタッフも頭をかかえています。
3次試作品は2次試作品と同じプロセスで製作されているので、吸音材の量や各部品の固定方法、セッティングも相違点はありません。
詳細に2次試作品と比較すると、どうも『エコしら』材の密度に原因がありそうです。
3次試作品は明らかに2次試作品より重量が軽いのです。
エンクロージャーを叩くと、2次試作品は「カンカン」という高い音がするのですが、3次試作品は半オクターブぐらい低い音です。
「軽い」ということは、材質が良ければ美しい響きを伴うものですが、今回は響きが増したことで逆に音を濁らせてしまったようです。
可能な対策は、内部を補強して響きをコントロールすることですが、そのための部品追加や内容量低下により全体サイズの見直しが伴うため、この案は合理的とはいえません。
したがって、残念ながら『エコしら』材の使用は断念せざるを得ないとの結論となりました。

この際「徹底的にやろう!」と開発者魂に火が付きます。
3次試作は材質を変更して、再度作り直すことにしました。
ピアノの材料として有名なバーチ材は、フィンランド・ロシア・ラトビアと3種類のバーチ材が現在流通しています。
2次試作ではロシアンバーチを使用しました。
今回の【再】3次試作では、最も高価で評価が高いフィンランドバーチを使用し8月末には仕上げる予定です。
2次試作品と比較試聴して、音質的に優れた材料を量産品には採用したいと考えています。

8月末には、この【再】3次試作でカタログ撮影を行いますので、早ければ9月末にはカタログを皆さんに配布できそうです。
スピーカー『SP-α01VINTAGE』と命名しようかと考えています。
現在スケジュールには遅延が無く10月には予定通り発売することで進捗しております。

ご期待ください。

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なお、当センターではアンプ修理が中心となりますが、JBLをはじめとしたスピーカーの修理も受付しております。
エッジの交換などでお困りごとがございましたら、ぜひお問い合わせください。

それでは、また次回お会いしましょう。

 

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