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【モデル解説】Meister植竹のブログ Vol.57/サンスイアンプ|時代と変遷〈AU-11000〉

オーディオファンの皆さま。
こんにちは。
山水電気(サンスイ・SANSUI)DNAを正統に継承するカスタマーセンターIDK Audio、センター長の植竹です。
(IDK Audioについて、詳しくはこちらをご覧ください)
植竹ブログ第57回目です。

〈Part5〉オールドサンスイ後期のモデル|AU-11000

(1975年発売/¥180,000)
この年の大学初任給は62,000円。
このシリーズは市場に残っている数が少なくAU-999よりレア度が高い傾向にあります。
シリーズトップモデルはAU-20000ですが、まだ聴いたことがないため、あえてAU-11000のレビューとなります。
出力はAU-9500の1.4倍、歪率は約半分、高域は80kHzまでフラットですから、今風にいうと、この時すでにハイレゾ対応です。
これは飛躍的な性能向上といえます。
またPhono入力が充実している点がこのシリーズの特徴です。
入力感度調整、入力インピーダンス切替え機能、あらゆるカートリッジを正しい特性で使いこなせるマニアックな機能は光るものがあります。
レストアした音質は、輪郭が明確で音が太く男性的なものです。
繊細というか豪快。
竹を割ったように「細かいことより、音を聴け」と言われている様です。
この音を表現するなら「JAZZ BARで鳴っている大型スピーカー」の音。
小音量でも音楽のパッションが伝わってくるあの音に近いものがあります。
そして心地よい。
どんな音量(音圧)でも音痩せしない音。
後のαシリーズまで続くサンスイアンプの特長はここからはじまったのではないでしょうか?
たった3年でこれほどまでに音が変化するのは興味深いものです。
この時代はオーディオ用に新しいデバイスの開発が盛んで、エンジニアがもっとも輝いていた時代です。
ここからは技術の進歩により、レコードの音質向上に追従して、スピーカーがよりワイドレンジになり、アンプもこの動向に合わせて各社アンプのDC化が進んだ時期です。。
次回は、『〈Part6〉DCアンプの初期モデル|AU-707』です。

それでは、また次回お会いしましょう。

 

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