全世代社会保障法案の閣議決定
2023年2月15日、日本医師会松本会長の定例記者会見が行われ、「全世代社会保障法案」が閣議決定されたことについて以下の様な見解を述べられました。
【かかりつけ医について】 あくまで国民が選ぶものであり、国民にかかりつけ医をもつことを義務付けたり、割り当てたりするものではない 【登録制について】 医療へのアクセス権や医師を選ぶ権利を阻害する提案である 【人頭払について】 現代の複雑かつ高度な医療においては現実的な提案ではない 【かかりつけ医機能を発揮する医療機関について】 診療科や病院・診療所の別を問うものではなく、必ずしも一つの医療機関においてかかりつけ医機能の全てを持たなければならないわけではない 地域で面としてのかかりつけ医機能をしっかりと果たしていくべき 【法案に明記された都道府県の「確認」について】 自由民主党厚生労働部会において(出席した国会議員からの伝聞として)、『「確認」は行政処分につながる「行政行為」ではなく、現時点での診療実績の有無や受け入れる体制等を含めた、事実行為の「確認」である』と厚生労働省から説明があった