第574回中央社会保険医療協議会総会の開催(令和6年度診療報酬改定の決定)
第574回中央社会保険医療協議会総会の開催(令和6年度診療報酬改定の決定)
2023年12月20日に開催されました。
政府が2023年12月20日に決定した、令和6年度の診療報酬改定について報告されています。
【診療報酬・薬価等】
●医療行為の対価に当たる本体部分は+0.88%
●薬価は-0.97%
●医療材料価格は-0.02%
(本体部分の改定率の内訳)
●40歳未満の勤務医・勤務歯科医・薬局薬剤師・事務職員・歯科技工所などの従事者の賃上げ措置分として+0.28%程度
●看護職員・病院薬剤師・前述の職種を除くその他の医療関係職種の賃上げ(2024年度にベア+2.5%、2025年度にベア+2.0%を実施するための特例的な対応)として+0.61%
●物価高騰への対応として入院時の食費基準額の引き上げとして+0.06%
●生活習慣病を中心とした管理料や処方箋料の再編などの効率化・適正化に-0.25%
【診療報酬・薬価等に関する制度改革事項】
●「医療DXの推進による医療情報の有効活用等」「調剤基本料等の適正化」を着実に進めること
●上記の医療関係職種のベアが2024年度2.5%、2025年度2.0%と確実に実現できる様、配分方法の工夫を行うこと
●医療従事者の賃上げの状況、食費を含む物価の動向、経営状況等について実態を把握すること
【医療制度改革】
●長期収載品の保険給付の在り方を見直すこと
●薬剤自己負担の見直し項目である「薬剤定額一部負担」「薬剤の種類に応じた自己負担の設定」「市販品類似の医薬品の保険給付の在り方の見直し」について、引き続き検討を行うこと
詳細はこちらをご参照下さい。