カンタン解説 電子カルテシステムとは(第2回:IDKが考える電子カルテシステム導入の「真の」メリットはこれだ!)

電子カルテシステムとは、従来の紙カルテ(診療録)をデジタル化して一元管理するITツールです。
業務プロセス効率化や診療の質の向上に寄与するため、医療機関および患者にとって導入のメリットは大きいものです。
この記事では、電子カルテシステム全般について解説してゆきます。
第2回目は、「IDKが考える電子カルテシステム導入の『真の』メリットはこれだ!」をご紹介します。
IDKが考える電子カルテシステム導入の『真の』メリットはこれだ!
電子カルテシステムは「増患ツール」である
電子カルテシステムの導入は、「診療の質の向上を実現できる」と多くのサイトで説明されています。
まったく同感です、異論はありません。
そのうえで、IDKはもう少し掘り下げてみました。
【電子カルテシステムは、上手に使いこなすと「増患(※)ツール」となり得る】
したがって、【電子カルテシステムの導入は「医療機関の経営基盤の安定」に資する】
と考えています。
なぜでしょうか?
『風が吹けば桶屋が儲かる』に倣ってご説明します。
※増患:新規の患者を集めるだけでなく、すでに通院中の患者のリピート率を高める、家族や友人を紹介してもらうなどで、全体の患者数を増やしていく活動を指す(「集患」の概念を含む)
なぜ、電子カルテシステムは「増患ツール」となりうるのか?
医師と患者の強固な信頼関係の醸成
電子カルテシステムを上手に使いこなすと、医師と患者の間に「かかりつけ患者~かかりつけ医」の強固な信頼関係が醸成されます。
現在の我が国が直面している人口急減・超高齢化社会において医療機関経営者が意識すべきは、まさにこの点であると考えます。
この強固な信頼関係醸成の前提となるのは、「患者満足度の向上」です。
では、なぜ電子カルテシステムを上手につかいこなすと、「患者満足度が向上」するのでしょうか???
患者満足度の向上
電子カルテシステムを上手に使いこなすと、患者満足度を高めることができます。
患者満足度は以下の3つの要素からら構成されますが、この場合は「患者心理面」に特に有効であると考えます。
医療技術面:医師の医療行為全般の技術、医療機器の性能
患者心理面:医師との密なコミュニケーション、不安や疑問の解消に対する配慮
サービス面:スタッフ対応・待ち時間・予約の取りやすさ・清潔さなど
この患者満足度向上の前提となるのは、「アドヒアランスの向上」です。
では、なぜ電子カルテシステムを上手に使いこなすと、「アドヒアランスが向上」するのでしょうか???
アドヒアランスの向上
電子カルテシステムを上手に使いこなすと、アドヒアランスを向上させることができます。
ご存知のとおり、アドヒアランスとは「患者が治療方針に積極的に同意し、主体的に治療へ参加すること」です。
単に医師の指示にしたがうだけでなく、患者自身が治療の必要性を理解・納得し、積極的に治療行動を起こすのです。
治療効果を高めるうえで有効で、治癒率の向上にも期待が高まります。
アドヒアランス向上の前提となるのは、「適切なインフォームドコンセントの推進」です。
では、なぜ電子カルテシステムを上手に使いこなすと、「適切にインフォームドコンセントを推進」できるのでしょうか???
適切なインフォームドコンセントの推進
電子カルテシステムを上手に使いこなすと、適切にインフォームドコンセントを推進することができます。
ご存知のとおり、インフォームドコンセントとは「医師が病状や治療方針を丁寧に説明し、患者が内容を理解・納得したうえで、自らの意思で治療に同意すること」です。
患者自己決定権を尊重する考え方に基づいています。
【インフォームドコンセントとアドヒアランスは車の両輪】
インフォームドコンセントとアドヒアランスは、現代医療において非常に重要な「対」になる概念です。
両者は患者中心の医療を実現するために、車の両輪のごとく機能します。
一戸建てのマイホームを建てることに例えるならば…
インフォームドコンセント: 家のデザインや設計図を、建築家(医師)が依頼主(患者)に丁寧に説明し、依頼主(患者)が納得して建築着手を承認するプロセス
アドヒアランス: このデザインや設計図に基づき、依頼主(患者)が建築家(医師)や職人(医療チーム)と協力して、家を実際に建築していくプロセス
といえるでしょう。
適切なインフォームドコンセントの推進には、紙カルテと電子カルテシステムのどちらが優れているか?
一目瞭然で、電子カルテシステムに軍配ですね。
その理由は以下のとおりです。
●視覚的な説明が可能であること
→検査結果のグラフ・チャートや医療画像も表示できるため、患者が理解しやすく納得感が高まりやすい
●限られた診療時間を有効活用できること
→電子カルテシステムは紙カルテに比べて記録作業の負荷を小さくする工夫が多く施されているため(近年では、AI技術や音声入力技術などとの融合も進展)、患者とのコミュニケーションの時間を多く確保できる
●他医療機関や調剤薬局との連携が可能であること
→電子カルテシステムを通じて他の医療機関や調剤薬局と情報共有することで、患者に一貫した診療を提供できる
これらによって、患者一人ひとりに適切な治療を提供し、パーソナライズした対応が可能となるのです。
まとめ:電子カルテシステムは「増患ツール」となり得る!
つまり、電子カルテシステムを上手に使いこなすことで、適切にインフォームドコンセントを推進することができるため
【電子カルテシステムは、「増患ツール」となり得る】
したがって、【電子カルテシステムの導入は「医療機関の経営基盤の安定」に資する】
と考えられるのです。
電子カルテシステム導入のご相談は、ぜひIDKへ!
現在の我が国が直面している人口急減・超高齢化社会において医療機関経営者が意識すべきは、まさに「医師と患者の強固な信頼関係の醸成」です。
その実現のためには、電子カルテシステムは極めて有力なソリューション(課題解決手段)です。
今すぐに、導入に向けて検討開始すべきです。
IDKは日医標準レセプトソフトORCAの第1号認定サポート事業所です。(No.4201001)
多様なORCA連携型電子カルテシステムから、貴院のご要望に適したシステムをご提案させていただきます。
ぜひ、お問い合わせください。